HEMSを採用したスマートハウスの展望記事一覧

スマートハウスの他にも、「スマート」という語を含んだ言葉は幾つかあります。スマートという言葉の正確な使い方はそれぞれの状況によって多少違いますが、日本語をあてはめると、「最適化機能をもった」という事が出来ると思います。例えば機械に関して言えば、今までは求められる機能に対して許容量が高い、という事が性能が良いとイコールでした。エンジンやモーターであれば、より力が強いものを性能が良いという事ができます...

割と前から、特に冷暖房といった空調設備、つまりエアコンの中に、部屋の状態によって運転方法を変えるという物が販売されています。単純な温度変化だけでなく、その部屋に人間が何人居るのか、部屋の中の実際の温度差はどれくらいあるのか、という事を判断して、冷暖房の速度や、空気の流れまで調節します。その意味では、もう既に考える家電というのは一般的なものになっているでしょう。現在ではエアコンに限らず、洗濯機や冷蔵...

HEMSに限らず、エネルギー管理システム(EMS)が主に管理している対象は電力です。家庭の生活で消費するエネルギーうち、半分が電力という事から見ても非常に電力に頼る割合が多いのですが、それには当然理由があります。電力は直接目で見る事ができないエネルギーであるものの、制御が非常に容易であるという性質があります。適切な方法を取れば、強めたりするのも弱めたりするのも自由自在という訳です。また、電力は運搬...

今のところ、人間が大きなエネルギーを得ようと思った場合に、主に使われるのが化石燃料からのエネルギーです。石油をはじめ、石炭、天然ガスなどを地下から採掘し、それを燃やす事で一番最初の動力にする訳です。電力がいくら効率の良いエネルギーだと言っても、その電力のおおもとは火力発電からのものが主流となっている点は忘れてはいけません。火力発電と言うと、化石燃料をがんがん燃やしているイメージがありますが、実は技...

日本の電力を含めたエネルギーについては、国が非常に神経を使って管理、維持している状態です。その為、日本国内ではほとんど電力不足による停電は起こりませんし、仮に何らかの原因で停電しても復旧は相当に早く行われます。ところが、外国の中には電力事業が完全に民間になっているところもあります。更に言うなら、電気を作る発電会社と、電気を送る送電網をもっている会社が別々という事だってあります。どちらかの会社が非常...

皆さんの中に、「三種の神器」という言葉を知っている方はどれくらい居るでしょうか。もともとは皇室に伝わる皇位継承の証とされていた宝物を指す言葉でしたが、それになぞらえて、戦後からの復興期に、家庭にとって重要な役割を果たすであろう家電製品の事をそう呼んでいました。具体的には、(白黒)テレビ、洗濯機、冷蔵庫の事ですが、その後時代を経るに従い、組み合わせを変えて新三種の神器などと言われながら今もたまに使わ...

HEMS認証センターという施設があるのをご存知でしょうか。正式には、「神奈川工科大学工学教育研究推進機構 スマートハウス研究センター」と言うのですが、HEMS向けに作られた機器の認証申請支援のほか、製品開発環境を開発者に提供したり、開発した製品の接続環境のテストを行っています。HEMSには、エコネットライト(ECHONET Lite)という規格が設定されていて、この規格を持っている機械同士ならすぐ...