債務整理の種類と方法

任意整理とは?

任意整理とは、貸し手との直接交渉にて借金を整理することをいいます。

もちろん自分で交渉(自己整理)してもよいのですが、知識と交渉力のある弁護士や司法書士などの専門家に任せないと良い結果にならないことも多いのは明らかです。

交渉をするにあたり、利息制限法に基づいて残りの債務を確定し、利息カットなどで減額した上で一括で返済する案や分割返済案などを出してお互いの合意点(和解案)を見出します。<span class="img-right"><img alt="ha2.jpg" src="http://iara.info/ha2-thumb.jpg" width="200" height="280" /></span>

ほとんどのクレジット・キャッシング業者はグレーゾーン金利で貸付を行っていますので、債務総額を利息制限法に定める利率の金額にまで減額されるのが普通です。

ですが全く返済しなくてよくなるなどということは、まずあり得ませんので、借金に対して収入があまりに低かったり、不安定な収入では任意整理として交渉するのは難しい面もあります。

<h3>任意整理のメリット</h3>

<img alt="check.red.png" src="http://iara.info/check.red.png" width="24" height="18" class="mt-image-none" style="" />&nbsp;法律家が債権者に受任通知を出してくれるので、取立て等が止まります。

<img alt="check.red.png" src="http://iara.info/check.red.png" width="24" height="18" class="mt-image-none" style="" />&nbsp;法律の専門家が交渉を行うので自分があまり動く必要なく決着します。分からないことや不安なことは相談出来ますので、精神的に安心できます。

<img alt="check.red.png" src="http://iara.info/check.red.png" width="24" height="18" class="mt-image-none" style="" />&nbsp;交渉力次第ですが、利息の減額・カットのほか、債務額がある程度減額される可能性もあります。

<h3>任意整理のデメリット</h3>

<img alt="check.blue.png" src="http://iara.info/check.blue.png" width="24" height="18" class="mt-image-none" style="" />&nbsp;間に裁判所は入りませんので、交渉の流れ全てを法律家が行うことになります。法律家にも得意・不得意分野がありますので、任意整理に実績のある法律家を探す必要があります。

<img alt="check.blue.png" src="http://iara.info/check.blue.png" width="24" height="18" class="mt-image-none" style="" />&nbsp;全て法律家にお任せするので、それなりに費用もかかります。

<img alt="check.blue.png" src="http://iara.info/check.blue.png" width="24" height="18" class="mt-image-none" style="" />&nbsp;法的拘束力がある手続きではないので、強硬な債権者がいるとなかなか話がまとまらないことがあります。

<h3>任意整理に関する、その他の簡単知識</h3>

借主が親兄弟などから援助を受けられて、ある程度まとまったお金を調達できる場合には、一括で返済する代わりに残額・元金の一部カットをすることも可能です。交渉次第でこの辺のことができるのは、任意整理のメリットと言えます。

それが無理な場合でも、利息を減額(利息の引き直しなど)した上で、3年~5年程の分割返済で話をまとめることは出来るでしょう。特に、公務員やサラリーマンなどのように毎月安定した収入がある人なら、粘り強く交渉することでいい条件が引き出せることがあります。ただし分割弁済の場合には、残額カットには応じないことがほとんどのようです。

支払期限の延期や支払い期間を長期間にして月々の支払額を減額するような交渉だけをしても、借金整理という点ではほとんど意味がありません。利息の引き下げについて承諾を得ることは必須です。できれば元本額のある程度のカットも承諾を得たいところです。

となると交渉力が勝負になりますので、実績のある法律家になんとしても依頼すべきということになります。

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