スマートハウスに住んでみよう記事一覧

ここまで読んできた皆さんなら、スマートハウスがどんなものか大体お分かりいただけたかと思います。中には、この先家を建てるなら、是非スマートハウスにしたい、と思い立たれた方も居るでしょう。そんな方の為に、今現在、つまり2010年代以降のスマートハウスに関わる事についていくつか説明しておきたいと思います。まず、スマートハウスという考え方は20年近く前に生まれたものですが、いまだにはっきりと定義されたもの...

どの程度のスマートハウスにしたいかで最終的な金額は変わってきますが、大きく場合分けすると、新築で建てるものと、既にある家を改築するものとに分類する事ができます。結論から言うと、スマートハウスを建てるなら、新築で建てた方が対費用効果は高い場合が殆どです。それというのも、スマートハウスは中に搭載しているHEMSに限らず、家丸ごとが一つのスマートハウスシステムとして設計されているものが多く、家の中の設備...

スマートハウスは、エネルギー消費の増加問題への対策であると同時に、産業を促進し、経済活動を高めるものであるとして、行政もテコ入れをしています。その施策の表れが、助成金、補助金の制度です。具体的には、国や地方自治体などが指定した種類の機械、設備を購入した際に、その費用のうち、幾らかを払い戻してもらえるものですので、まずは自分でその機械や設備を買い入れて、その後で所定の機関に申請をする形になります。助...

現代社会の電気への依存度はとても高く、家庭でのエネルギー総消費量のうち、半分以上が電気という結果が出ています。もし、電気の供給が途切れてしまうと、暮らしのレベルは江戸時代並みに化石燃料を使わないものにせざるを得ません。その意味では、万が一のときにも電力を確保できるという事は、非常に心強い事といえます。スマートハウスでは重要なエネルギーである電力を、蓄電池を利用して確保するようにしています。蓄電池と...

太陽光発電システムは、スマートハウスの中でも特に表立って分る看板的な設備です。HEMS自体は割と家の中のあちこちに隠れているようなシステムですが、太陽光発電に関しては、殆どの家庭の場合、発電を行う発電パネルを屋根に取り付けるでしょうから、それだけでエネルギー問題に関心の高い世帯というアピールになるからです。さて、この太陽光発電システム単体で見た場合、太陽光を受けて発電する発電パネル、パネルで発生し...

家全体で使用している電気の量をチェックして、無駄なところは省き、必要なところにはちゃんと供給するというのがHEMSの基本的な働きです。実際にどこが無駄でどこが足りないかは、それぞれの機械や場所に取り付けられたメーターやセンサーから情報を取り入れて、心臓部というか、頭脳に当たるコンピュータ部分で働いているソフトウェア、つまりアプリだとかプログラムといったもので判断しています。このソフトウェアのある場...

どの季節でも家の中ぐらいは快適に過ごしたいというのは、ほぼ全ての方にとって共通の願いだと思います。むしろ、冷暖房どちらの設備、機械が全く無いという世帯の方が珍しいかと思いますが、残念ながらそうした事が世帯あたりの消費エネルギー量を増やしている原因となっています。かと言って、冷房または暖房の無い住宅は地方によっては現実的ではないので、HEMSを導入するなど、スマートハウスについて考え、行動する事は割...

スマートハウスは20世紀の末に提唱された割と新しい概念です。かつてあったホームオートメーションや、電脳住宅といった物の流れを受け継ぎながら、エネルギー消費問題の解決への提言として、HEMSという形をようやく取ったばかりです。HEMSをはじめとするエネルギー管理システム(EMS)では、色んな機械同士を連絡して一つのシステムにするには、機械同士を繋げる仕組みが整っていないといけない事、そのための規格と...