スマートハウスと助成金
スマートハウスは、エネルギー消費の増加問題への対策であると同時に、産業を促進し、経済活動を高めるものであるとして、行政もテコ入れをしています。その施策の表れが、助成金、補助金の制度です。
具体的には、国や地方自治体などが指定した種類の機械、設備を購入した際に、その費用のうち、幾らかを払い戻してもらえるものですので、まずは自分でその機械や設備を買い入れて、その後で所定の機関に申請をする形になります。助成金、補助金を申請する先は、ご自身の住んでいる市町村役場やなどですが、スマートハウスの場合、J-PEC(一般社団法人 太陽光発電協会 太陽光発電普及拡大センター)、SII(一般社団法人 環境共創イニシアチブ)と、FCA(一般社団法人 燃料電池普及促進協会)にも申し込める場合があります。
J-PECで行っているのは、太陽光発電システムについての補助金で、最終的におおむね12万円前後の金額が補助されます。同様に、SIIではHEMSについて最大10万円、燃料電池については最大100万円、FCAでは燃料電池について一台当たり最大45万円が支給されます。
上に挙げた金額は、あくまで最大値の概算ですので、詳しくは各法人のウェブサイトを見て頂いたほうが確かなのですが、スマートハウスに対してどの程度公的な補助があるかの目安にはなると思います。地方自治体ごとの助成金、補助金は実は自治体事に金額も規定もまちまちなので一概には言えませんが、特に規定に無い限りは上に挙げた補助制度と併用できる所も多い様です。特に手厚い所ですと、補助金を申し込んだら最終的な費用がほぼ半額になるような場合もありますので、上手く資金計画に盛り込めればかなりの節約になります。