蓄エネ~燃料電池の価格

現代社会の電気への依存度はとても高く、家庭でのエネルギー総消費量のうち、半分以上が電気という結果が出ています。もし、電気の供給が途切れてしまうと、暮らしのレベルは江戸時代並みに化石燃料を使わないものにせざるを得ません。その意味では、万が一のときにも電力を確保できるという事は、非常に心強い事といえます。
スマートハウスでは重要なエネルギーである電力を、蓄電池を利用して確保するようにしています。蓄電池というよりも、バッテリーと言った方が通りは良いかも知れません。現在主流になってるのは、リチウムイオン型蓄電池でこれは、スマートハウスに限らず、携帯電話や、ノートパソコン、ハイブリッドカーなど、非常に幅広い分野に使われている優秀なものです。
価格的には、家庭用のもので大体50~80万円程度です。肝心の「どのくらい保つか」という性能部分ですが、正直なところ使い方による部分が多いのですが、あえて例えるなら、おおむね通常の生活で使う電力の半日分あるかどうか、ぐらいです。もちろん、もっと蓄電容量の高い物もありますが、そうなるとビルや工場用の業務用となり、価格も数百万というのが珍しくありません。
ところで、同じく電池と名前が付いていますが、燃料電池となると別物になります。価格的には家庭用蓄電池と大差無いものが商品化されていますが、蓄電池がその名の通り電気を貯めるものなのに対し、燃料電池は実は発電装置に区分されるものです。特にガスと組み合わせて使うタイプの商品は、低公害な発電装置という立派な特色がありますが、電気もガスも絶たれてしまった時には残念ながら役立ちませんのでご注意を。