省エネ~無駄なく生活する

スマートハウスを象徴する言葉の代表格と言っても良いのが、省エネです。現代社会の生活では、特に電気エネルギーを抜きにしては成り立ちませんが、その電気もタダではありません。そこで、使用していない家電はこまめに電源オフにしたり、電源プラグを抜いたりして省エネに務めるわけですが、今の生活の中で電気に無関係な機械を探す方が難しいぐらいですから、省エネにも割と労力や気苦労が必要になってしまいます。
そこで、スマートハウスでは、コンピュータに使っていない設備や機械をチェックさせて、使っていない家電が電力を消費しないようにさせるのです。もちろん、その逆も可能です。冷暖房や照明など、人が居るときに動いて欲しい家電にはセンサーなどを取り付けて、スイッチが入るようにしておくだけでなく、その時間帯や気温などを考慮して最適な運転バランスにすることも可能です。
ところで、最近では原子力発電への不信から、必然的に火力発電の比率が非常に高くなってきています。火力発電には大量の燃料が必要な訳ですが、私達の国日本はその燃料のほとんどを外国から買い入れています。電力も元をたどれば化石燃料からのエネルギーですので、エコロジーの観点からも、そして何より家庭の家計という面からも、省エネは非常に切実な問題です。これまでは省エネというと、機械そのものの性能と、人間個人の心がけによってでしか実現できませんでしたが、スマートハウスを選択肢に入れる事で、自動的に省エネを実行する仕組みが実現可能なのです。